世界天文年2009マスコットキャラクター「ガリレオくんと仲間たち」が、みなさんを星空と天文学の世界へご案内します!

第12回 「色色な色の星をめぐるのじゃ」の巻

2008年12月16日号

第12回

観測ガイド

 人間はおよそ67億人いるが、まったく同じ人間というのは誰ひとりいない。年齢、身長・体重、体温、いる場所、なまえ、経歴、みな違う。星も同じことじゃ。星ひとつひとつをよく見れば、明るさや色がみな違う。星の数ほど星があっても、それぞれの場所で、それぞれの輝きを放っておる。みな宇宙にひとつだけの星なのじゃ。
 冬の夜空ではそのことがとくによくわかる。明るい星がいくつも見え、それらをたどって比べてみると、色の違いがわかるのじゃ。明るい星にだけ色がついているというわけではない。人間の目は明るい星ほど色を感じやすいのじゃ。
 星の色を見比べるおすすめのコースを案内しよう。まずは見つけやすいオリオン座から1等星をめぐるのじゃ。スタートはオリオン座のベテルギウスとリゲル、次におうし座のアルデバラン、そしてぎょしゃ座のカペラ。さらにふたご座のポルックスと、ついでに1等星半のカストル。こんどはこいぬ座のプロキオン。最後はおおいぬ座のシリウスじゃ。コースを逆にめぐってもよいぞ。いちばん赤い星、いちばん青い星、いちばん明るい星がどれだか、わかるかのう。リゲル、アルデバラン、カペラ、ポルックス、プロキオン、シリウスとつないだ六角形は「冬のダイヤモンド」と呼ばれておる。冬の星空は、明るい星が多くて賑やかじゃのう。

 さて、いよいよ年越しじゃ。待ちに待った世界天文年もスタート! この連載まんがもセカンドシーズンに突入するぞ。新シリーズも準備中なので、楽しみに待っておれ。それでは、よいお年を!

 

天文解説 ―星の色と表面温度

 星の色は、その星の表面温度と深い関係にあります。赤い星は比較的温度が低く(とはいっても数千度もあります)、青い星は温度が高い(1万度以上)のです。太陽はその中間ほどの温度(約6000度)で、その光球は黄色みを帯びて見えます。温度と色の関係を表にまとめると、つぎのようになります。

温度 スペクトル型 冬の1等星
60,000-29,000 O ---
29,000-10,000 青〜青白 B リゲル
10,000-7,500 A カストル、シリウス
7,500-6,000 黄白 F プロキオン
6,000-5,300 G カペラ
5,300-3,900 K アルデバラン、ポルックス
3,900-2,500 M ベテルギウス

 スペクトル型とは、光の波長の成分の特徴による星の分類法で、表面温度=星の色の見え方にほぼ対応しています。太陽はスペクトルG型になります。

 
 
冬の1等星

冬の1等星。色の違いがよくわかります。(撮影/津村光則・和歌山市)


制作/世界天文年2009「ガリレオくんと仲間たち」制作ユニット+藤井龍二(まんが)

 

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