世界天文年2009マスコットキャラクター「ガリレオくんと仲間たち」が、みなさんを星空と天文学の世界へご案内します!

第3回 「カリスト駆けると、星の降る夜?」の巻

2008年8月1日号

第3回

観測ガイド ―ペルセウス座流星群を見よう

天の川ペルセウス座流星群の見えるようす。(図は、8月中旬0時頃の東京の北東の星空。全国でもこの図を利用できます)
提供:国立天文台
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流星3つの流星が写っています。ペルセウス座を中心に放射状に流れています。
提供:かわべ天文公園
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 8月12日の夜から13日の朝にかけては、数多くの流星(流れ星)を見るチャンス。ペルセウス座流星群の活動がピークになるのじゃ。
 ペルセウス座流星群がもっとも活発になるのは、今年は12日夜9時ごろ。ただ、ペルセウス座が北東の地平線から上るのが夜遅くなので、観察は12日深夜から13日明け方にかけてがよいじゃろう。夜半には月も沈んで暗い流星まで見やすくなる。空が広く見渡せる場所を選んで暗闇に目を慣らしたら、ペルセウス座の方向を中心にできるだけ広く夜空を眺めよう。すると、ときにとても明るいものも含めて、数分に1つくらいの割合で流星を観察できる。また、夜空のさまざまなところに現れる流星の多くが、ペルセウス座を中心に放射状に流れているようすも確かめてみよ。ペルセウス座流星群に属している証拠じゃ。街明りのない暗い夜空で、晴天に恵まれれば、1時間に30個程度の流星を見ることもできるじゃろう。

 

天文解説 ―流星群が見えるしくみ

ダストトレイル彗星と流星群の関係を示したイメージ画像。彗星の軌道上にできたダストトレイルを地球が通過すると流星群が見られます。
提供:国立天文台
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 流星は、宇宙空間にある直径1mmから数p程度のチリの粒が高速で地球の大気に飛び込んできて、激しく摩擦を起こし高温となって光って見える現象です。流星の元となるチリをまき散らすのは彗星(ほうき星)です。太陽の回りを巡る周期彗星の軌道上には、長年にわたって放出されたチリが集まっていて、ダストトレイルというチリの帯ができています。たまたま、ある彗星のダストトレイルと地球の軌道が交差している場合、地球は毎年ほぼ同じ日時にそこを通過するので、短期間にたくさんの流星を見ることができます。これが流星群です。
 流星の元となるチリの粒は、彗星とほぼ同じ軌道を回っていて、どれも平行に地球の大気と衝突します。それを地上から見ると、星空のある一点から放射状に飛び出すように見えます。これは、平行に敷かれた2本のレールが遠くで一点に交わって見えるのと同じ理屈です。この流星が飛び出すように見える中心となる点を「放射点」といいます。また、その流星群は、放射点がある星座の名まえをとって「○○座流星群」と呼ばれます。
 毎年8月12日を中心に出現するのがペルセウス座流星群です。ペルセウス座に放射点がある、出現数の多い流星群で、1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」と合わせて「三大流星群」と呼ばれています。
 夏休みやお盆休みを利用して、夜更かしをしたり、星のよく見える場所に出かけやすい時期ですので、このチャンスを逃さず、ぜひペルセウス座流星群を楽しんでください。

 

流れ星を数えよう ―国立天文台「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーン

 ペルセウス座流星群の活動が活発になる8月11日の夜から14日の夜(15日の朝まで)にかけて、国立天文台では、このペルセウス座流星群の観察キャンペーンをおこないます。家族や友達と一緒に夜空を見上げて、流れ星がいくつ流れるか数えてみましょう。

ペルセウス座流星群について、くわしくは、国立天文台「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーンのページを参考にしよう。

 

制作/世界天文年2009「ガリレオくんと仲間たち」制作ユニット+藤井龍二(まんが)

 

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8月の星空

晴れた夜は、外に出て星空をながめてみませんか。次のサイトを参考にして夜空に輝く星座や惑星を探してみましょう。

 

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