イラスト/池下章裕

「あかつき」は2010年度にH-UAロケットにより打ち上げられ、その約半年後に金星周回軌道に入る予定の日本の金星探査機です。
世界天文年2009日本委員会は、「めざせ1000万人!みんなで星を見よう!」および「世界天文年2009エッセイ賞」を通して、宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が実施する『お届けします!あなたのメッセージ、暁の金星へ 〜「あかつき」メッセージキャンペーン〜』に全面協力しています。

世界天文年2009「めざせ1000万人!みんなで星を見よう!」スペシャル企画
「お届けします!あなたのメッセージ、暁の金星へ」

世界天文年2009日本委員会主催企画「めざせ1000万人!みんなで星を見よう!」プロジェクトでは、あなたのメッセージとお名前を金星探査機「あかつき」に届けます。
メッセージは「金星、月、星、宇宙への想い」や「金星に紹介『地球ってこんな星だよ』」や「あなたといっしょに届けたいお名前」など、テーマは自由です。あなたのお名前だけでもOKです。
あなたのメッセージを、たくさんの地球人の思いや名前といっしょに「あかつき」に載せて、さあリフトオフ!

※「めざせ1000万人!みんなで星を見よう!」では、世界天文年に星を見た人の数を1000万人を目指してカウントしています。さあ、あなたも!
詳しくはこちら
  めざせ1000万人!みんなで星を見よう! めざせ1000万人!みんなで星を見よう!


募集締切 2009年1月10日 (必着) ※終了しました。
応募方法

詳しくは下記のウェブページをご覧ください。
linkお届けします!あなたのメッセージ、暁の金星へ 〜「あかつき」メッセージキャンペーン〜 (日本語)
linkWe will deliver your message to the bright star Venus. "AKATSUKI" Message Campaign (English)

 


金星探査機「あかつき」と世界天文年2009

世界天文年2009は、ガリレオ・ガリレイが望遠鏡で星空を観測し新しい宇宙像を切り拓いて400年を記念した世界イベントです。そのガリレオが地動説を確信したのは、1610年の自作望遠鏡による金星の満ち欠けの観測でした。その意味で、金星は世界天文年2009のルーツのひとつです。そして、ガリレオの歴史的な金星の観測から400年、2010年度にJAXA (宇宙航空研究開発機構) が打ち上げる金星探査機「あかつき」は、金星の大気を観測する金星気象衛星です。
ガリレオの観測から400年、私たちは、地球の環境を深く理解するために、金星に探査機を送るまでになりました。その新たな歴史的な観測は、世界天文年2009の新しいルーツのひとつとなることでしょう。

金星の満ち欠けとガリレオのスケッチ

金星の満ち欠け

「明けの明星」「宵の明星」として親しまれている金星ですが、望遠鏡で見ると、月のように満ち欠けしていることがわかります。二酸化炭素の厚い大気が太陽光を反射してたいへん明るく輝きます。

ガリレオのスケッチ

右下の画像は金星の満ち欠けの変化のようすを描いたガリレオのスケッチです。満ち欠けと見かけの大きさの変化を観測したガリレオは、地動説の決定的な証拠を発見しました。

金星の満ち欠けのようすを示した写真 (左) とガリレオの金星の満ち欠けのようすを描いたスケッチ (右)
(画像提供:福島英雄/国立天文台Istituto e Museo di Storia della Scienza, FlorenceIYA2009)
金星の満ち欠け   ガリレオのスケッチ

ガリレオ・ガリレイの生涯についてくわしく知りたい人は
   linkガリレオの生涯

ガリレオ・ガリレイの金星観測についてくわしく知りたい人は
   linkガリレオくんと仲間たち 第13回「ピカピカの金星で、地動説を確信じゃ!」の巻


金星と金星探査機「あかつき」

2010年度にJAXA (宇宙航空研究開発機構) が打ち上げる「あかつき」は、金星の大気を観測する金星気象衛星です。
金星は地球に最も近づく惑星であるとともに、大きさや重さも地球によく似ており、地球の兄弟星と呼ばれていますが、わずかに太陽に近かったために海を持つことができなかったと想像されています。
残された大気の大部分を占める二酸化炭素の温室効果のために、現在は地球とは全く異なる灼熱の惑星となっています。また金星では、惑星自体はほとんど回転していないにもかかわらず「超回転」と呼ばれる強い東風が地表全体を取り巻いており、気象学の最大の謎とされています。
「あかつき」は、この風変わりな金星の気象を調査することで、惑星の環境が作られるしくみを理解し、ひいては地球の気象の理解も深めることを目指しています。

「あかつき」について詳しく知りたい人は下記ウェブページをご覧ください。
   link金星探査機「あかつき」


H-UAロケットの打ち上げ

H-UAロケットの打ち上げ

2007年9月14日の月探査衛星「かぐや」(SELENE) の打ち上げ。金星探査機「あかつき」も同型のH-UAロケットによって打ち上げられます。
(画像提供:三菱重工業株式会社/JAXA)


搭載プレート

火星探査機「のぞみ」に使われたネームプレート

エッセイ賞応募作品を掲載するアルミニウム製の記念プレートは、じつは「あかつき」の姿勢制御用のバランスウエイトで、れっきとした探査機パーツのひとつです。超微細な焼き付け加工によって応募作品を掲載します。特別賞プレートのほか、複数のプレートにみなさんのエッセイを掲載します。
右の写真は、1998年に打ち上げられた火星探査機「のぞみ」のバランスウエイトに使われた20枚のネームプレートです。27万人の署名が搭載されました。
(画像提供:JAXA/ISAS)