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世界天文年2009メルマガ「世界天文年、その先へ」

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      世界天文年2009メールマガジン(2010年4月2日配信)

           http://www.astronomy2009.jp/
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◇世界天文年やその関連情報をお届けするメールマガジンです。
◇このメールは等幅フォントでお楽しみください。

================【メルマガ編集部からのお知らせ】================
世界天文年2009メールマガジンは、およそ1年間にわたり世界天文年に
関するさまざまな話題をお届けしてまいりましたが、今号をもちまして
終了となります。ご愛読いただきましてありがとうございました。
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目次
■宵の空に金星と水星
■730万9685人、みんなで星を見た!
■「世界一斉まちかど観望会の夕べ」報告
■4月は「世界天文月間」
■2010年春以降の巡回企画展
■新たなネットワークへづくりへ
■あとがき
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■宵の空に金星と水星

日の入り後の西の空に、明るく輝く宵の明星・金星を見つけることができ
るようになりました。今年の金星は、9月頃までは夕方の空に見やすい条
件で輝いています。

ところで、いまその金星の右やや下にに寄り添うように、水星が見えてい
るのをご存知でしょうか。水星は、みかけ上、太陽からあまり離れること
がないため、日の入り後の西の空、あるいは明け方の東の空の、低い位置
でしか見ることができません。でも、4月9日の東方最大離角の前後数日間
は、地平線からの高度が比較的高く、今年最高ともいえる条件になります。
さらに今は、近くの金星がよい目印になっているので、見つけやすくなっ
ています。

なかなか見られる機会が少ない水星を見のに、今はとてもよいチャンスで
す。夕方、晴れていたら、ぜひ西の空が開けた場所で金星を見つけ、その
近くにポツリと光る水星を探してみましょう。

▽天文現象カレンダー (2010年)
  http://www.astronomy2009.jp/ja/webproject/sky/calendar2010.html


■730万9685人、みんなで星を見た!

世界天文年には日本で730万9685人が星を見た、という結果が出ました。
「めざせ1000万人!みんなで星を見よう!」の最終的な集計結果がまとま
ったのです。

「めざせ1000万人!みんなで星を見よう!」実行委員会では、世界天文年
に星を見た人数1000万人をめざして、1年間にわたり星を見た報告を集め
てきました。プラネタリウムに出かけて星を楽しんだみなさま、ふと夜空
を見上げて報告してくださったみなさま、日食を見て、お月見をして、流
星群を見て、報告してくださったみなさま、本当にありがとうございまし
た。実行委員会はいま、感謝の気持ちでいっぱいです。

目標として掲げた1000万人には残念ながら届きませんでしたが、この取り
組みには大きな反響がありました。ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を
夜空に向け、宇宙への扉を開いてから400年という記念の年に、私たちひ
とりひとりが夜空を見上げ、宇宙への思いをはせ、その思いを日々共有す
ることができたのです。こんな素晴らしい展開になったことを、ガリレオ
もきっと、星界のどこかで喜んでいることでしょう。

1000万人の企画は終わりましたが、たくさんの人の思いが間もなく宇宙へ
届きます。金星探査機「あかつき」の打ち上げ予定は、5月18日と発表さ
れました。世界天文年2009日本委員会がJAXAと連携して広く募集したメッ
セージを刻んだプレートを載せて、いよいよ金星へ向けて旅立つのです。
これからも夜空を見上げ、宇宙のこと、地球のこと、みんなで考えていき
ましょう!

なお、この取り組みの結果については、さる3月24〜27日に広島で開催さ
れた日本天文学会春季年会・天文教育セッションにて発表しました。

▽めざせ1000万人!みんなで星を見よう!(実行委員会のウェブサイト)
  http://star2009.jp/

▽あかつき特設サイト(JAXA)
  http://www.jaxa.jp/countdown/f17/index_j.html


■「世界一斉まちかど観望会の夕べ」報告

前号のメルマガでもご紹介した、3月20日に世界各地の街角で観望会を開
こう、と呼びかけられた「世界一斉まちかど観望会の夕べ」は、国内では
北は北海道、南は鹿児島から、全国20件ものイベント登録がありました。

あいにくの天気、そして強風で観望会を中止した地域もありましたが、企
画としてはおおむね好評でした。道ゆく人と夜空を楽しむわくわく感、そ
して月や星をみんなで見つめているときの連帯感は、世界一斉まちかど観
望会ならではのもの。心地よくさわやかなひとときでした。

これからも国内外で、さまざまなグループが呼びかける一斉キャンペーン
があることでしょう。世界天文年をきっかけに、こうした動きがかつてな
い展開をみせており、日本でも今後ますます話題になるかもしれません。
日本で、世界で、たくさんの人びとと夜空を見上げる思いがつながる、
一斉キャンペーンの呼びかけに、これからもご注目ください。

▽世界一斉まちかど観望会の夕べ(国内有志によるウェブサイト)
  http://isan.kanboukai.com/
  ページ左の地球マーク、「世界の観望会マップ」をぜひご覧ください。


■4月は「世界天文月間」

この4月は「世界天文月間(Global Astronomy Month)」です。国境を超
えた国際的な協力組織 "Astronomers Without Borders(AWB)" が、世界
中で天体に親しむ月間にしよう、と呼びかけています。AWB は各国の天文
同好会や天文ファン有志などで構成されており、世界天文年の世界企画
「世界中で宇宙を観ようよ100時間」では実働部隊として大活躍したグル
ープです。

世界天文月間には、たとえば次のような企画があります。

 4月 1日〜30日 スターピースの30夜
 4月11日    太陽の日
 4月11日〜16日 土星を見よう
 4月17日〜23日 月の週間
 4月21日〜22日 こと座流星群を見よう
 4月24日    世界一周観望会

こうした取り組みを日本国内にも伝え、大いに盛り上げていこうと、世界
天文年2009日本委員会企画委員を務めた美星天文台の綾仁氏が AWB 会員
となり、有志グループによるPRが始まりました。楽しいイベントのアイ
デアが次々と生まれています。これからの盛り上がりが楽しみです。

▽世界天文月間(国内有志によるウェブサイト)
  http://gam.kanboukai.jp/

▽Global Astronomy Month(AWBによるウェブサイト)
  http://www.gam-awb.org/


■2010年春以降の巡回企画展

世界天文年と日本天文学会創立100周年を記念して開催した巡回企画展
「ガリレオの天体観測から400年 宇宙の謎を解き明かす」の会期延長に
ついては、前号のメルマガでお知らせしました。

4月24日(土)〜6月6日(日)の期間は、山口県防府市の「防府市青少年
科学館 ソラール」での開催が決定していますが、それ以降についても、
現在、開催地との日程調整が進んでいるところです。

防府会場後の開催については、日本天文学会の主催事業として行われます
が、開催情報については引き続き、世界天文年のウェブサイトでお知らせ
していきます。開催地および開催日程が決まり次第、情報を追加していき
ますので、今後もぜひご確認ください。

▽巡回企画展
  http://www.astronomy2009.jp/ja/project/exhibition/index.html


■新たなネットワークへづくりへ

日本での世界天文年の事業を企画・推進するため、2007年5月にスタート
した国内委員会「世界天文年2009日本委員会」は、世界天文年の事業の終
了に伴い、2010年3月末日をもって解散の運びとなりました。

今後は、日本委員会の構成団体が呼びかけの中心となり、世界天文年の活
動を引き継ぐ国内の新たなネットワーク(連合体)づくりが始まります。
そのような意味では、組織としてはこのたび“解散”というかたちをとり
ましたが、“発展的解消”と呼ぶことができるでしょう。

新たなネットワークでは、世界天文年をきっかけにできあがった、研究者、
教育・普及関係者、アマチュア、そして新たに宇宙に関心を持った人びと
のつながりを断つことなく、さらに多くの人びとがつながっていく未来を
めざした活動が期待されます。

なお、現事務局については、今後数カ月間にわたり、世界天文年の活動の
まとめの作業を続けるため、国立天文台三鷹の一角で引き続きデスクに向
かいます。


★あとがき★

読者のみなさまの高い関心に応えるには至らないメルマガでした。
もっともっと、いろいろとお伝えすべきでした。
どれほどお役に立ったのか、反省点も多々あります。
どうもすみません。

でも、うれしかったことも、たくさんあります。
メルマガを出すと、ホームページへのアクセスが増えました。
プレゼント企画をやると、どどどどどどどっと応募が来ました。
本当にたくさんの感想、ご意見、心温まるエピソードも届きました。
世界天文年よかった!という声は予想以上でした。
ご心配もおかけしました。励ましもいただきました。
反響があると前向きな気持ちになりました。
メルマガ編集部は貴重な経験をさせていただきました。

読んでくださったすべてのみなさまに感謝申し上げます。
ありがとうございました!


-------------★世界天文年2009ウェブサイトについて★-------------
         http://www.astronomy2009.jp/
世界天文年2009ウェブサイトは、今後もご覧いただくことができます。
更新頻度は少なくなりますが、「天文同好会サミット2010」や「巡回企
画展」の開催情報など、いくつかの企画についてはこれからも情報を更
新していきます。「ガリレオの生涯」、「宙読み書房」、連載は終了し
ましたが、まんが「ガリレオくんと仲間たち」といったコンテンツも、
引き続きお役立てください。現在おこなっている世界天文年の日本の活
動のまとめについても、集約後は、ウェブサイトにて公開します。また、
世界天文年の活動を引き継ぐ国内の新たなネットワーク立ち上げの呼び
かけも、このウェブサイトを通じて行っていく予定です。新たに動き出
そうとしている日本の天文ネットワークに、これからもご注目ください。
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[発行]世界天文年2009日本委員会事務局 メルマガ編集部

▽お問合せはこちらから
http://www.astronomy2009.jp/ja/form/inquiry.html