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宙読みオリジナルフェア・第2夜
オリオン座流星群が登場!

 8月に開催した宙読み特別フェア「夏の流れ星フェア〜願いごとは何ですか?〜」は、いかがでしたか? 流星01のフェア棚(フェア01リンク)に並べた流れ星をテーマにした本を参考にして、8月のペルセウス座流星群を見た方もいることでしょう。今年は天候が不順な地域が多く、観察は大変だったかもしれませんね。ちなみに国立天文台では、「夏の夜、流れ星を数えよう」という観察キャンペーンを実施し、2000件を超える報告がありました。報告から、8月12日の夜から13日の明け方にかけて、ペルセウス座流星群の流星が最も多く流れた様子もわかりました。あの夜の感動を思い出していただくために、ちょっとこちらをのぞいてみてください。
●「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーンページ
●「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーン報告ページ

 さて、今年は流星群の「当たり年」と言ってもよい年です。世界天文年にふさわしく、これから年末にかけて注目される流星群が続々と登場します。まず10月には「オリオン座流星群」が活動します。オリオン座流星群は、あの有名なハレー彗星から放出されたチリの粒が流星となって見えている中規模な流星群です。しかし、2006年に突然1時間に100個も流星が見られてびっくりしました。

 手前味噌で恐縮ですが、私たちのグループでこの流星となるチリ粒の動きを計算したところ、2006年〜2010年に地球に接近して、流星群が活発化しそうなことが判明したのです。だから今年も10月21日前後に流星が多めに流れると期待され、すでに活発な活動が観測されはじめています。

 めずらしい流星群ですので、天気がよければ、ぜひ夜空に目を向けて、流れ星を見つけてください。流れ星の基本的な解説や観察・観望のしかたは流星01のフェア棚(フェア01リンク)の本を参考にしてください。また、オリオン座流星群について、もっとくわしく知りたい人は、天文雑誌『星ナビ』11月号に記事がありますので、参照してください。
○星ナビ11月号

 国立天文台では、このオリオン座流星群についてもキャンペーンを行うことになりました。ただ見るだけではなく、ぜひキャンペーンにも参加してみてください。
●「見えるかな?オリオン座流星群」キャンペーンページ

 また、世界天文年2009のウェブサイトでは、まんが「ガリレオくんと仲間たち」でオリオン座流星群のお話があります。こちらもご覧下さい。
●「ガリレオくんと仲間たち」



参考図書

天体観測☆100年絵事典 未来の宇宙カレンダー 日食・すい星の観られる日が予測できる! 太陽系と惑星

 ちなみに「夏の流れ星フェア」で紹介した「天体観測☆100年絵事典」には、このオリオン座流星群も紹介されています。しかし、今年活発になるというのは、まだ本では紹介されていない新しい情報です。しし座流星群とジャコビニ流星群(10月のりゅう座流星群)については、今後100年間に見られる流星雨の予報が紹介されています。

 このような流星の予報は、新しく出された「ダスト・トレイル理論」というものに基づいて計算しています。この理論を詳しく解説してくれる本は、今はまだ無くて残念です。やはり「夏の流れ星フェア」で紹介した「太陽系と惑星」という本の中の「流星」の項目で、少しだけ解説されています。興味があったら読んでください。


 さて、来月11月には「しし座流星群」が活発に流れるかもしれないと期待されています。来月も、流星フェアの棚を増設する予定です。どうぞ、お楽しみに!

宙読みスタッフ:佐藤幹哉(国立天文台天文情報センター)